SUSTAINABILITY
サスティナブルな社会の
実現に向けて
―全日本革靴協同組合連合会の取り組み―
CONTRIBUTE TO THE CREATION OF SUSTAINABLE SOCIETY
資源の有効利用から生まれる
環境に優しい天然皮革の
プロダクト
温室効果ガスの排出量削減や脱プラスチックなど、環境問題に対する社会的関心が高まる中で、あらゆる産業においてサスティナブル(持続可能)な社会の実現に向けた取り組みが求められています。
私たち全日本革靴工業協同組合連合会が製造する天然皮革のプロダクトは、食用に育てられた牛や豚など経済動物の皮を使用しています。
それは、資源を有効に利用するために、遠い昔から受け継がれてきたシステム。根底にあるのは、資源として消費される命を尊び、無駄にしたくないという思いです。
また、石油を原料とする合成皮革が経年劣化しやすいのに比べて、天然皮革は柔軟で耐久性に優れ、長期間にわたって使用できるというメリットがあります。
近年、エコ染料を使った草木染の皮を使うなど、新たな試みも進められています。環境にも、人にも優しい、天然皮革を使ったプロダクトの持つ価値は、ますます重要になるでしょう。
靴の大量廃棄を防いで
消費マインドの変化に応える
本来、足の形は千差万別であり、一人ひとり違う個性を持っています。
そこにサイズという「規格」を与えて大量生産すれば、
どうしても多くの人に合わない製品が生まれてしまいます。
洋服なら多少合わなくても我慢できますし、リフォームも可能です。
でも、靴を後から足に合わせることはできません。
その結果、効率を追求して足に合わない靴を製造したメーカーは
大量に在庫を抱えてしまい、最終的に大量廃棄するという悪循環が
起きるのです。
また、女性の靴は実用性よりもデザインが優先されてきました。
好きなブランドの、有名なデザイナーの靴だから、少しくらい
サイズが合わなくても仕方ない、と無理して履いていた人も
大勢いたでしょう。
しかし、合わない靴を履き続けることの弊害が明らかになるにつれ、
履き心地や足の健康を重視するように消費マインドが変化しています。
この二つの大きな問題を、いかにして解決するべきか。
私たちは長年にわたって、考え続けました。
セミオーダーで快適な靴を
提供する
「マス・カスタマイズ」
という答え
私たちは、靴製品の大量廃棄に繋がる悪循環を断ち切り、快適な靴を求める女性のニーズに応えるため、
お客様の足に合うサイズの靴をセミオーダーでご提供するという道を選びました。
フルオーダーの靴は理想ですが、コストや納期、職人のキャパシティといった問題から、
一定のお客様にしがお届けできません。
そこで、フルオーダーに近い満足感を、多くのお客様にご提供するための仕組みを研究・模索した結果、
大量生産と受注生産のメリットを兼ね備えた「マス・カスタマイズ」にたどり着きました。それがi/288です。
メイド・イン・ジャパンで
革新に挑み、新しい価値を創造
メイド・イン・ジャパンのものづくりにこだわり、伝統技術を次世代に継承していくのも、私たちの責務です。
そして、国産の靴製品が持つ素晴らしさを、いつでも、どこからでもお客様が入手できるようにECサイトを立ち上げました。
お客様にご提供する靴の信頼性を高め、愛着を持っていただくために、製造するメーカーや職人の情報をお伝えするなど、
生産者と消費者をシームレスに繋ぐ取り組みも積極的に行っていく予定です。
靴づくりを通じてサスティナブルな社会の実現に貢献するため、
私たちはこれからも革新に挑み、新しい価値を創造し続けます。
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